2019年8月

視察報告 – 熊本県八代市 –

令和元年8月8日
熊本県八代市へ

 
高齢化が進む本市では、市民のための公共交通は今後益々重要になってきます。交通不便地域から病院等へ向かうため、市民の方々がタクシーを利用している現状を鑑み、乗合タクシーで代用できないか等、市民の皆様のための持続可能な公共交通に向けて、これからも提言等を行っていきたい所存です。
 

(目的)

 
運転免許自主返納や過疎地の交通手段として、乗合タクシーの可能性を模索するとともに、次期のバス再編に向けた提言を行うため先進事例に学び、提言に繋げたい。
 

(内容)

 
・市の公共交通の課題および課題解決に向けた取組について
・地域公共交通再編実施計画の認定について
・乗合タクシーの概要、免許返納者割引について
・コミュニティバスの運行状況および課題について
 

(成果・市の事務等と関連等)

 
路線バスの利用者数の減少により、平成18年度に1億3千万円だった公共交通に係る財政負担が年間2億円を超えたことを受け、平成29年10月の再編が実施された。路線バスの運賃(200円)、乗合タクシーの運賃(150円)の上限均一運賃を設定。路線バスの一部路線を乗合タクシーへ移行する等、運行効率化を図るとともに、交通不便地域の解消に努めたが、財政負担は増加する一方で、利用者の移動ニーズとの食い違いによる利便性の阻害や利用の低迷等、路線バスに関する問題点の解消も実現していない。また、乗合タクシーにおいては、予約運行路線の設定便数が非常に多いにも関わらず利用者が少なく、実際に運行される便数も少ない路線が存在する等、本市のデマンド交通と共通する課題を確認できた。平成17年の合併により市の全面積の約70%が山間地であり、人口集積地域がある一方、山間地は集落が点在しており、八代市の地域公共交通の取組の難しさを学ぶことによって、本市の公共交通の再編時に向けた提言や、乗合タクシー導入可能性を模索できないか、または、タクシーの補助等を行った方が財政負担は少なくて済むのか等を検討するにあたり、とても参考になる地域公共交通の取組であった。
 

熊本県八代市熊本県八代市

視察報告 – 宮崎県都城市 –

令和元年8月7日
宮崎県都城市へ

 
書籍その他のメディア、イベント等を通して、新たな学びや価値を創造するとともに、くつろぎや憩いの場を提供することにより、敦賀駅前のにぎわいと交流の拠点を創出することを目的にした、敦賀市の駅西地区土地活用に係る官民連携事業について、提言等を行っていくため、官民連携事業の成功事例である宮崎県都城市の市立図書館等、中心市街地中核施設を視察させていただきました。
 

(目的)

 
官民連携で来館者見込みを大幅に超えた市立図書館を視察し、敦賀駅西地区の官民連携事業(特に知育啓発施設)の運営等、今後の取組に向けた提言に繋げたい。
 

(内容)

 
・指定管理者との契約内容および運営・管理について
・図書館のデザイン、空間、居心地、カフェの状況について
・マルマルマルシェ等イベント運営と課題について
・図書館と他の施設や、近隣の商店との連携について
 

(成果・市の事務等と関連等)

 
経営破綻した地元資本の商業施設が約1年前にカフェを備えたおしゃれな図書館に生まれ変わった。図書館が入居する複合施設全体の集客は、計画時点の来館者見込みを大幅に上回る200万人である。実際、視察当日も朝9時開館を前に多くの若者が入口付近で待っている状況であった。この図書館を核とする複合施設が、中心市街地中核施設「Mallmall」で、子育て支援施設や保険センター等4施設が入る建物と、年間200回以上のイベントが開催されるまちなか広場、立体駐車場で構成されており、施設間は市道に屋根を設ける等、雨の日でも傘をささずに移動できるよう工夫されている。目標を上回る集客によって、中心市街地の活性化に大いに貢献している施設であるが、まちなか広場付近のテナントに空きが目立つことや、年間約4億7,600万円の高額な指定管理料等、費用対効果の面でも課題はないとはいえない。視察当日は、学生の夏休み時期ということもあったが、中高生や幼児といった子どもや若者が多く集っていた。また、図書館がそれぞれの事情で学校に通学することができなくなった子どもたちの居場所になっているとの説明を受け、子どもたちの居場所のひとつとして、本市でいうフリースクールのような役割を果たしている点でも大きな意味があると考え提言等に繋げていきたい。
 

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視察報告 – 鹿児島県志布志市 –

令和元年8月7日
鹿児島県志布志市へ

 
市民生活において、欠くことが出来ないごみ処理施設。本市も循環型社会の形成という基本的な方向性のもと、新しい焼却等処理施設の整備計画の策定等を行う段階であり、今回は焼却施設がない志布志市の環境政策を学び、ごみの減量化やリサイクル等について、改めて提言等に繋げていく所存です。
 

(目的)

 
ごみ焼却施設はないが住民と行政の協力のもと、埋立ごみの大幅削減によるごみ処理費用の削減に成功している先進事例を学び見識を広め、本市の新しい清掃センターの策定、建設に向けた提言に繋げたい。
 

(内容)

 
・志布志市の環境政策について
・紙おむつの再資源化の取組状況について
・スプレー缶の穴あけ不用回収の取組状況について
・マイロードクリーン大作戦について
 

(成果・市の事務等と関連等)

 
「ものを大切に 人を大切に」というスローガンを掲げる志布志市の環境政策では、「出すごみに責任を持つ」という観点からごみ袋には名前を記入することに加え、生ごみは各ステーションにあるバケツに入れ、生ごみから堆肥を作り、できた堆肥をひまわり畑に散布してひまわり油を搾油する循環型社会の形成を確立している。そのような取組の成果として、本来であれば平成16年度で一杯になる予定だった処分場の30年以上の延命に成功している。また、マイロードクリーン大作戦では、共生・協働・自立の観点から、道路等のごみ拾いを定期的に行っている。1年後の本格運用を目指す「紙おむつリサイクル事業」では、約2億円のオゾン処理設備の導入により、使用後の紙おむつから再生パルプ取り出し、新たな紙おむつに再生することにユニ・チャーム(株)の協力のもと成功している。ごみ焼却施設なしで、ごみを分別して埋立ごみを減らす共生協働の取組である「志布志市モデル」は、オセアニア諸国を中心に海外でも、ごみの削減や資源化促進等において大いに活かされているようであるが、本市のように焼却施設のあるごみ処理施設においても、資源化等によるごみのリサイクルや、ごみを減らす取組は参考になり、今後の提言等に繋げていきたい。
 

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