視察報告 – 青森県青森市 –

平成30年10月16日
青森県青森市へ

 
公共施設の運営を市が指定した民間事業者も含む法人・団体に行わせる制度が指定管理者制度である。本市においても、公共施設を運営する指定管理者が契約期間の途中で運営を断念する事例等も発生しており、今後の指定管理者制度には、より慎重な対応が求められている。今回、青森市にお邪魔して指定管理制度の現状と課題等について学ばせていただき、今度の提言等の活動に繋げていきたいと考えている。
 

(目的)

 
本市が新たに整備して、今年度に建築実施設計予算が計上されたムゼウム4棟復元については、供用開始後の運営は指定管理者制度の活用を検討している。学習旅行等の受け入れを視野に入れた展示や教育普及を目的とする施設であるムゼウムと同じ教育施設という位置づけの施設であり、同規模の2,000万円ほどの指定管理料で運営する青森市幸畑墓苑の指定管理者制度について学び、本市のムゼウムの新たな整備後の運営等、指定管理者制度についての提言に繋げたいと考える。
 

(内容)

 
幸畑墓苑は、地元でモヤヒルズというキャンプ場等を運営する一般社団法人青森市観光レクリエーション財団が指定管理者制度で運営している。指定管理者の職員の他に、解説ボランティアが現在19名おり、団体客等の解説業務を行っている。歴史を後世に継承する目的で建設された青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館部分は、観覧料を徴収しており年間200万円ほどの収入を得ている。また、映画八甲田山の影響もあって年間1万人以上の観覧者が訪れているが、教育施設の特徴であるリピーターを生みづらい施設であるため、今後の安定的な観覧者確保や、解説ボランティアの高齢化といった課題も山積している。
 

(成果・市の事務等と関連等)

 
市の多くの施設が指定管理者制度で運用しているが、市民に安定的、継続的にサービスを提供するためには、指定管理者の選定等しっかり検討しなければならない。特に今回視察した施設や、これから建設が予定されているムゼウム4棟等、一定額の指定管理料が必要になる教育施設や貸館業務といった利益を生みにくい施設の運営については、より慎重に考えていかなければならない。本市は他市町に比べてハコモノが多いという数値結果が出ているが、そのことで毎年多くの指定管理料が今後も必要にある。指定管理者制度においては本市の後世に負債を残さないよう会派として提言を行っていきたいと考える。
 

兵庫県豊岡市兵庫県豊岡市兵庫県豊岡市

豊田耕一ブログ 豊田耕一facebook