平成30年議会報告 – 敦賀市議会 -(2)

平成30年・第2回定例会

 

平成30年6月15日

 

今回の一般質問は、
1、通学路の安全確保について、
(1)自転車通学の生徒の現状と課題
(2)バス通学の生徒の現状と課題
(3)通学路の道路維持管理と道路整備

 

発言通告書に沿って質問させていただきますので、宜しくお願い致します。
まず、小項目の(1)自転車通学の生徒の現状と課題でありますが、渕上市長も市議会議員時代に、粟野中学校区の生徒の自転車通学の安全対策について、一生懸命質問されておりました。しかしながら、なかなか思うような答弁をもらえずご苦労されている姿を議事録を通して伝わってきましたので、簡単に解決できる課題ではないことは大いに理解していますが、私の息子が通う気比中学校で登下校中の生徒の自転車の事故が相次いでおりますこと等の課題もありますので、解決に向けて一歩でも前進していきたいという思いで今回質問させていただきました。

 

私は毎朝7時から7時50分の間に自家用車で家を出ます。目的地に行く道中で多くの学生が学校へ行くため必死で自転車を漕いでいる姿、または友達と楽しそうにおしゃべりしながら自転車を漕いでいる姿を、毎日拝見させていただいていておりまして、毎朝自家用車のなかからではありますが、皆さん事故がないよう願っております。そこで一点目の質問になりますが、本市では、どのくらいの中学生が自転車通学しているのか伺いました。

 

昨日の教育委員会・池田事務局長のご答弁では、
通学路の安全確保につきましては、平成24年4月の京都府亀岡市での事故を受けまして、平成24年度には小学校区、平成25年には中学校区を対象に、学校、道路管理者、警察の三者による合同点検を行い、安全対策を実施してきた。
また、平成26年度から敦賀市通学路交通安全プログラムを作成し、そのプログラムによって引き続き、学校、道路管理者、警察の三者による点検対策を行っているとありました。合同点検等の通学路の安全確保について伺いました。

 

合同点検を行うきっかけになった事故が今ほどもご答弁いただいた、亀岡市で登校途中の小学生の列に軽自動車が突っ込み、10人が負傷した事故であります。その時被害に遭われた方の一人で、児童のお母様でありお腹のなかにも赤ちゃんがいた女性が残念なことにお亡くなりになられました。皆様もまだご記憶されている方もおられるかと思います。亡くなられたお母様は当時まだ20代の方だったと記憶していますが、ご遺族が2年前の平成28年4月に敦賀市に来てくださり、私も亡くなられた女性のお父様とお話させていただく機会をいただきました。
お父様は、私にこのようにおっしゃいました
「豊田さん、あの事故が起こるまで、私も通学路の子どもたちに車が突っ込むことは考えていませんでした。まして、自分の娘が事故に巻き込まれて亡くなってしまうことなんて・・・、全てがまさかでした。しかし、今は違います。何が起こるかなんて誰も分からない。だから何が起こるか分からないことを想定して対策を考えていかなければならないのです」
この思いこそが、日本中での通学路の合同点検に繋がったのだと思います。

 

通学路の危険個所の安全対策について伺いました。
気比中学校の通学路においては、自転車を押して歩かなければならない箇所があります。そこを自転車から降りずに、自転車を押さなくていい方策がないか?と日々頭を悩ませております。この自転車を押す区間は他の学校の通学路にも存在するのか、また、気比中学校の通学路においてはいつの時期から自転車を降りて押すようになったのか、把握されているのであれば教えてください。
冒頭でもお話させていただきましたが、気比中学生の通学途中によく事故が起こっているということを聞いています。私の知り合いのお子様も昨年ではありますが、自転車同士が接触して数針縫うケガをおってしまいました。先週も、自転車同士の接触事故があり警察が来て聞き取り調査等を行ったとも聞いています。先週の事故ではお互いにケガはなかったと聞いて安心はしましたが、接触した生徒は自転車に乗ることが怖くなってしまった・・・というようなことも人づてではありますが聞いています。

 

一般論ではありますが、自動車事故が起こった場合の過失割合は、片方の自動車が止まっていない限りは、過失割合はどちらの自動車にも割り当てられます。
何を言いたいのかと申しますと、生徒だけを指導しても、自転車を押して歩いていても、根本的な解決にはならないですし、課題解決の第一歩にも繋がらないと考えるわけです。

 

学生の自転車通学の課題を解決するため、通学路の変更や、通学時間帯を少しずらして下校させる等、学校を中心にいろいろご尽力いただいているのもよく理解しております。私自身も、時間がある時には通学路に立たせていただき、見守り活動を行っており、来週月曜日の朝7時には気比中学生の保護者が集まって、「朝の一声運動」で多くの目で気比中学生の自転車通学路の見守り活動を行う予定であります。教育委員会にも知恵を絞っていただき、自転車通学の課題、今回は、取り分け気比中学校の自転車通学の課題解決に向けた第一歩を踏み出していただくことを願っています。

 

次の小項目では、バス通学の生徒の現状と課題であります。
今までは主にソフト面について質問させていただきましたが、最後の項目では、道路整備等ハード面について質問させていただこうと考えていますが、その前に、今後の自転車通学の課題解決に向けて、一歩前進できるのではないか?と考えているのが、通学におけるコミュニティバスの有効利用であります。

 

(2)バス通学の生徒の現状と課題として、私も以前からコミュニティバスの発展のために、コミュニティバスの学生利用向上を訴えさせていただいております。そんななか、今年度、コミュニティバスの再編、そして本格運行がスタートします。再編に向けては、私自身も多くの学生や保護者を中心にご意見をいただいたところではありますが、理事者の方も担当課を中心に多くの市民のご意見が届いたことだと思います。
その(コミュニティバス)アンケート結果について、どのようなものがあったのか伺いました。

 

今のアンケート結果にもありましたが、私も多くの保護者から同じようなご意見をいただいています。今年の11月からスタートするコミュニティバスの本格運行に向けて、通学利便性を上げる環境作りを進めるべきであると考えるが、通学時に利用できる路線の整備について伺いました。

 

通学時に利用できる路線の整備については大いに評価しています。そして、すぐにではないのですが、今後時間をかけてじっくり考えていかなければならないことの一つに、スクールバスとコミュニティバスの整合性があります。
スクールバスとコミュニティバスの整合性については、今から7年前、北條議員が「スクールバスとコミュニティバスと集落維持について」という質問をされています。一部紹介させていただくと、教育環境の整備というところで、スクールバスも運用されておりますけれども、集落維持の観点からも各地区でスクールバスの要望が出されると伺っております。これは、集落維持の観点から子育て世代の人口流出を懸念してのことだと、私は理解しています。
北條議員の議事録を続けて読ませていただくと、スクールバス確かにお金がかかります。しかし、これらの集落維持を考えると、トータルでの検討が必要ではないかと思いますと言っておられ、最後のほうで、「スクールバスとコミュニティバスが時間を経ずして一緒に走る時間帯もあるやに聞いています」とあります。このことは私自身も感じておりまして、確かにスクールバスとコミュニティバスが同じ時間帯に走っている地域があります。

 

また、この質問に対する前教育長のご答弁は、児童生徒のコミュニティバス利用につきましては、登下校に利用しやすい運行経路や運行時間等を工夫してやっておりますが、今後もそういう児童生徒が登下校にコミュニティバスを十分活用できる環境整備に努めてまいりたいということで、これは市民生活部とかそういったところと整合性を持たせながら、今努力をされておりますので、そういったところとも連携をしながらやっていきたいと思います。スクールバスとコミュニティバスの整合性につきましては、市内全域における通学のあり方というような大きな課題もありますので、今後十分に考えていく課題になっていく、と言っておられます。今述べさせていただいたことも踏まえて、
スクールバスとコミュニティバスの整合性について、コミュニティバスの有効利用ができないか伺いました。

 

今回のご答弁からも、コミュニティバスの利用向上には、学生の頃からコミュニティバスに乗る習慣をつけることは、大いに成果が期待できるとこであることを改めて理解しました。今まで行ってきた、または今後行う・中学生や高校生、学生に対する利用促進について伺いました。

 

私も前定例会の代表質問でも言わせていただき、一昨日の林議員への「敦賀駅西地区土地活用」の答弁でもありましたが、駅西地区のホテルや飲食店が入る建物に、公共機能を配置して学生等が憩う場所を作る案も出ています。
また、昨日の田中議員の一般質問では、高齢者に優しいコミュニティバスの取り組みがありましたが、学生はもとより高齢者も各地域からコミュニティバスに乗って中心市街地に集まり、高齢者のひきこもり対策等を考え、買い物や憩える場所がそこにはある。そして帰りも快適にコミュニティバスに乗って帰る。
そんな仕組みが確立されれば、今以上に多くの学生がコミュニティバスを利用するようになるのではないか、と考えています。

 

3つ目の小項目、通学路の道路維持管理と道路整備についてであるハード面の整備について伺いました。

 

◎道路維持修繕等事業費
平成21年 1億1千8百万円
平成25年 2億3千8百万円
平成29年 1億3千1百万円

 

◎ 道路改良事業費
平成21年 1億6千2百万円
平成25年 3億1千8百万円
平成29年 1億5千7百万円

 

今回は、通学の安全確保について、人的取組みであるソフト面、道路整備等のハード面の両面で提言を行いました。中学生の自転車通学における課題の解決はまだ道半ばでありますが、中郷地区の小学生も利用できる学生向けの路線の充実、また中郷地区と気比中学校を結ぶ冬期のみの路線新設といったコミュニティバスの改善等、大いに評価できるものも少なくありません。最後に市長も力を注いでこられた・通学路の道路整備等の通学の安全確保について所見を伺いました。

 

 

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